【レシピあり】簡単ステップで作る絶品マフィンレシピ

【レシピあり】簡単ステップで作る絶品マフィンレシピ

混ぜて焼くだけのシンプルな手順で作れるので、初めてお菓子作りをする人にも人気のレシピです。

ふわっとした食感とほんのり甘い香りが魅力の、マフィン。混ぜて焼くだけのシンプルな手順で作れるので、初めてお菓子作りをする人にも人気のレシピです。基本の作り方さえ覚えてしまえばアレンジも楽しめます。今回はマフィンの作り方と失敗しないためのポイントをご紹介します。

1.マフィンとは


マフィン

ベーキングパウダーを使用して膨らませるお菓子・パンどちらにも分類される食べ物です。
材料を混ぜて焼くだけなので、家庭でも手軽に作ることができます。
ハーブ、ナッツ、チーズなどを混ぜ込んだ甘みの少ないタイプから、ココアやチョコレートを使用したケーキタイプのものまで味のバリエーションも豊富です。

2.マフィンとパウンドケーキの違いは?


マフィンとパウンドケーキ

マフィンもパウンドケーキも基本の材料は小麦粉、卵、砂糖、バターでできていて、混ぜて型に入れて焼くだけという点も同じです。

食感と見た目

マフィン マフィンはしっとりとした食感で、ふんわりとしています。マフィン型を使って焼きます。
パウンドケーキ パウンドケーキは、より密度が高くしっかりとした食感です。パウンドケーキ型を使って焼きます。

材料の比率

マフィン マフィンのレシピでは、小麦粉や砂糖、バター、牛乳、そして膨らみを与えるためのベーキングパウダーを使用します。
パウンドケーキ パウンドケーキのレシピでは、名前の由来となった卵、砂糖、バター、小麦粉の各材料が均等な割合で使われます。

3.必要な材料と道具


材料

マフィンの材料
材料 分量
バター(食塩不使用) 75g
グラニュー糖 70g
卵(溶いたもの) 90g
薄力粉 160g
ベーキングパウダー 5g
牛乳 70cc

道具

ボウル・ハンドミキサー・ゴムベラ・粉ふるい・マフィン型・グラシンカップ(市販のマフィンカップでも可)

4.作り方


下準備

  • バター・卵・牛乳は室温に戻しておく。
  • 薄力粉・ベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
  • マフィン型にグラシンカップを敷いておく。
  • オーブンに予熱を入れておく(電気オーブン180℃22〜25分/ガスオーブン170℃22〜25分)。

①生地を作る

生地を作る工程

ボウルにバターを入れ、ハンドミキサーでクリーム状になるまで混ぜる。
グラニュー糖を2回に分けて加え、その都度白っぽくなるまで混ぜる。
卵を5回位に分けて加え、その都度均一になるまで混ぜる。


分離しないように卵を5回に分けて加えます。

生地を作る工程

粉類を3回に分けてふるい入れ、その都度切り混ぜる。


【なぜ3回に分けて加えるの?】
1回にたくさん加えると、混ぜ方にムラがでて、ダマの原因になります。全体に手早く均一に薄力粉を混ぜ込むために3回に分けて加えます。

生地を作る工程

牛乳を2回に分けて加え、生地にツヤが出るまで混ぜる。


マフィンは加える牛乳の量が多く、一度に全部加えると混ぜにくいため分けて加えましょう。

②焼成

焼成の工程

型に等分に分け入れる。

焼成の工程

空気抜きをし、オーブンで焼く(電気オーブン180℃22〜25分/ガスオーブン170℃22〜25分)。

完成

マフィン

焼き上がったらすぐに型からはずす。


竹串をさして、生っぽい生地がついてこないか確認しましょう。生焼けの場合は再度オーブンに戻し、焼き時間を延長しましょう。
焼成後に型に入れたままにしていると、型の余熱でさらに水分が飛んで乾燥したり、冷めた生地が固まって型からはずしづらくなります。

4.マフィンの失敗


生焼け

中が生焼けになってしまう原因には

原因①:オーブンのパワーが足りていない

お使いのオーブンの機種や使用年数により、焼き具合がレシピと異なる場合があります。

解決策
設定温度を10℃高くし、焼き時間も延長しましょう。

原因②:型の種類

シリコン型を使用すると、熱伝導が悪いので、レシピに記載の時間では焼けないことがあります。

解決策
焼き時間を延長しましょう。

原因③:具材を加えた

アレンジも楽しめるマフィンですが、具材を加えて作る場合に生焼けの原因になることがあります。例えば、生のいちご・ブルーベリー・フランボワーズ・手作りのジャムなどの水分が多い材料を選ぶと中まで火が入らず生焼けになってしまいます。

解決策
ついついたくさん入れたくなってしまいますが、適量以上入れないようにしましょう。

膨らまない

原因①:バターが溶けていた

バターが溶けていると、混ぜた時に生地にしっかりと空気を抱き込むことができず、膨らまない原因になります。

解決策
バターは室温で戻しておきましょう。電子レンジ使用する場合は、10秒ずつ様子見ながら溶かしましょう。

原因②:生地が分離している

卵を一気に加えると、卵(水分)とバターが分離してしまい生地の膨らみが悪くなります。

解決策
①ボウルの周りに飛び散ったバターをゴムベラできれいに集めて混ぜる。②鍋にお湯(70〜80℃)を用意し、ボウルの底を1〜2秒つけ、ハンドミキサー(高速)でしっかり混ぜる。
それでも分離してしまう場合は薄力粉(大さじ1杯程度)を加えて混ぜる。

原因③:ベーキングパウダーの量が少ない

計量はしっかりできていましたか?ベーキングパウダーは生地を膨張させる効果があります。量が少ないと生地の膨らみが悪くなります。

解決策
少量の物は計量ミスをしやすいので、慎重に行いましょう。

原因④:型に対しての生地量が少ない

型に入れる生地量は多すぎても少なすぎてもきれいに焼きあがりません。

解決策
型の8割程度(通常のマフィンの大きさなら70g前後)にしましょう。目分量での等分が難しい場合は計ってから型に入れましょう。

焼成中に生地が型からあふれ出した

原因①:切り混ぜ不足

切り混ぜが少ないと生地がだれやすくなり、型からあふれる原因になります。

解決策
すべての材料が入ってから、生地にツヤがでるまで切り混ぜしましょう。

原因②:型に対して生地が多すぎた

型(カップ)に流し込む生地の量が多すぎるのかもしれません。型の8割以上まで生地を入れていませんか?生地が多すぎると焼成時に流れ出てしまうことがあります。

解決策
型の8割程度(通常のマフィンの大きさなら70g前後)にしましょう。目分量での等分が難しい場合は計ってから型に入れましょう。逆に少なすぎても膨らまない原因になります。

原因③:焼成温度が高い

ご使用のオーブンの使用年数や機種により、焼成具合が異なります。パワーが強い場合、生地の温度が一気に上がり、膨らみすぎてしまうことも。オーブンの癖に合わせて調整が必要です。

解決策
焼き時間を短くすると生焼けの原因になります。オーブンの設定温度を10℃下げて調整しましょう。

アレンジレシピ

「栗きんとんマフィン」

お正月に余った栗きんとんをリメイク♪

まとめ

基本のマフィンの作り方をご紹介しました。手軽にホットケーキミックスを使用して作ることもできます。今回ご紹介したポイントを参考にマフィンが焼き上がっていく時の甘い香りを楽しみながら、ぜひご自宅で作ってみてくださいね。

この記事を書いたのは

橋本慶子

東京製菓専門学校卒業後、代官山シェリュイ、アフタヌーンティー・ティールームなどで約10年ケーキ製造・販売業務に携わる。
2008年ABCクッキングスタジオ入社、2011年から商品部にてケーキ開発を担う。
5年間で約400メニューを開発する。
現在はフリーで活動中。

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