ABC Cooking MARKETの中でもとくに人気の高い「手作りキット」。菓子パンやお惣菜パン、食パンなどさまざまな種類のキットが販売されています。
今回は手作りキットのレシピの中にもよく登場する「基本の成形」について動画でご紹介します!初めてパンを作る方やまだ作り慣れていない方など、動画を確認してからパン作りにチャレンジしてみてくださいね。
基本の成形
丸める
①軽くガス抜きをして、とじめを下にして手のひらにのせる。
②もう片方の手のひらの小指から手のひらの側面を使って、手前に引きながら生地の表面を下へと送りこむ。
③数回繰り返し、丸く形を整えながら、生地の表面がぴんと張るようにする。
きつく丸めすぎないように注意。中はふわりと、表面だけがぴんと張った状態がベストです。
④パン生地を裏返し、生地が集まっている部分をつまんでとじる。
ドック型・棒状
▼ドッグ型
①生地のとじめを上にして、まんべんなくガスを抜き、手前から巻いてとじめをとじる。
②指先から手のひらの付け根までを使って、生地をころがすようにのばしたい長さにととのえる。
▼棒状
指先から手のひらの付け根までを使って、生地をころがすようにのばしたい長さにととのえる。
手をのせたところが細くなっていくので、のせる場所をずらしながら太さが均一になるように伸ばしましょう。
四角くのばす
とじめを上にして、生地の中心にめん棒をやさしくあて、中心から外に向かってのばしていく。
のばしながら生地の移動を確認しましょう。中心から上下・左右と四隅を残しながら少しずつのばしていくと、角が出やすく四角くのばすことができます。
ロール成形
生地の奥2cm位、左右・手前は1cm位あけてフィリングを塗り広げ、手前から巻いて、とじめをとじる。
巻くときはフィリングに生地をかぶせたら少し手前に生地を引きながら巻くと、ゆるまず巻いていくことができます。
丸くのばす
とじめを上にして、生地の中心にめん棒をやさしくあて、中心から外に向かってのばします。
・生地の中心から、放射線状に少しずつのばしていきます。
・生地がベタつく場合は打ち粉をしましょう。
・成形の途中で生地がよれてきたら、作りたい大きさになる前に直しましょう。
まとめ
いかがでしたか?基本の成形をマスターできれば、パンの仕上がりも格段にレベルアップすること間違いなしです!コツを覚えて、なるべく生地に負担がかからないように手早く成形できるようになると、焼き上がりもきれいに仕上がりますよ。ぜひ、動画を参考にして作ってみてくださいね!
この記事を書いたのは
房前敦子
香川栄養専門学校製菓科卒業後、アフタヌーンティー・ティールームに入社し約8年間、パン・ケーキ製造・販売業務などに携わる。その後、調理師免許を取得し、アフタヌーンティースクールのオープニングスタッフなどを経て、2008年から約12年間ABCクッキングスタジオの料理・ブレッド講師として就業する。
現在はABC Cooking MARKET手作りキットなどの新規メニュー開発をはじめ、専門学校や高校での講師、他メディアでのフードコーディネーターとしてフリーで活動中。
関連商品
めん棒
パンこね台
ベンチタイムふきん
スケッパー
パンニーダー
基本のブレッドツールセット