中にはさむ具材によってさまざまな楽しみ方ができる「コッペパン」。シンプルで素朴なパンだからどんな食べ物とも相性抜群なんです。
ぜひ作り方を覚えて、アレンジを楽しみながらお気に入りの食べ方を見つけてくださいね。
材料(4個分)
材料 | 分量 |
---|---|
[a] 強力粉 | 200g |
[a] インスタントドライイースト | 小さじ1・1/3 |
[a] きび砂糖 | 大さじ1・1/2 |
[a] 塩 | 小さじ1/3 |
[a] バター(食塩不使用) | 20g |
[b] 牛乳 | 60㏄ |
[b] ぬるま湯 | 70~80㏄ |
牛乳(塗り用) | 小さじ2 |
下準備
●《b》は42〜43℃に温めておく。
●④の発酵終了後、オーブンに予熱を入 れておく(180℃ 15分)。
作り方
①生地をこねる
ボウルに《a》を入れ、《b》を加える。
木ベラでよく混ぜ、まとまったら台の上でなめらかになるまでこねる。
▼生地のこね方はこちら
②一次発酵・ガス抜き
生地を丸めてとじめを下にしてボウルに入れ、ラップをかけ、発酵させる(40℃約30分)。
2倍位になったらガス抜きをし、4等分にして丸め、ぬれ布巾をかけて休ませる(約10分)。
③成形
とじめを上にし、めん棒で10×20cm角位の横長の長方形にのばす。
上下を三つ折りにし、さらに上下を合わせてとじめをとじる。
生地の両端を内側に入れ、さらにとじめをとじる。
生地はふんわりと巻くとよいでしょう。
成形後は発酵時とその後の焼成時にも生地が膨らみます。きつく巻きすぎると真ん中が膨らんだり、膨らむ途中で裂けて、きれいなコッペパンの形に焼き上がらなくなってしまいます。
とじめを下にし、クッキングシートを敷いた天板にのせ、上から押さえ平らにする。
④二次発酵
ラップ+ぬれ布巾をかけ、発酵させる(40℃約20分)。※ここでオーブンに予熱を入れておきましょう。
しっかりと発酵させるのがポイント!
乾燥していると温度が上がっていても膨らみが進みません。ぬらしてかたくしぼった布巾や、霧吹きをかけるなどして、湿度をしっかりと保ちましょう。
※発酵が足りてないと、焼成時に生地が膨らむ過程で裂けてしまったり、ふんわりとした食感にならなくなってしまいます。
ひとまわり位大きくなったら、生地の表面にハケで牛乳を塗り、オーブンで焼く(180℃約15分)。
牛乳を塗ってから焼くことでツヤと焼きが少しつきます。
牛乳を他パターンにもアレンジできます。
- 卵を塗ると、ツヤと焼き色がしっかりとつきます。
- 打ち粉をかけ、低温(150℃位)で焼くと白パンになり、やわらかい食感に仕上がります。
切り込みを入れて中に具材をはさんだり、ジャムやバターをつけたり、お好きな食べ方でお召し上がりください。
まとめ
コッペパンのようなシンプルな成形ほど、焼き上がりに影響が出てしまいます。まっすぐ、きれいな焼き上がりになるように、しっかりとポイントをおさえて成形できるようになりましょう。手作りパンを楽しみながらマスターしてみてくださいね!
この記事を書いたのは
房前敦子
香川専門学校製菓科卒業後、アフタヌーンティー・ティールームに入社し約8年間、パン・ケーキ製造・販売業務などに携わる。その後、調理師免許を取得し、アフタヌーンティースクールのオープニングスタッフなどを経て、2008年から約12年間ABCクッキングスタジオの料理・ブレッド講師として就業する。
現在はABC Cooking MARKET手作りキットなどの新規メニュー開発をはじめ、専門学校や高校での講師、他メディアでのフードコーディネーターとしてフリーで活動中。
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