ふわシュワ食感が魅力の台湾カステラ。プレーンで食べてもおいしいですが、“お店で売っているみたいにアレンジしたい!”というご要望にお答えしてレシピをご紹介します。ぜひ、おうちで作ってみてくださいね。
使用する道具
18cm角型・ホイッパー・ハンドミキサー・ボウル(大・小)・温泉用バット・クッキングシート・オーブン・ケーキクーラー・ミトン・ゴムベラ
台湾カステラ(プレーン)
材料(18cm角型1台分)
材料 | 分量 |
---|---|
太白ごま油 | 70g |
薄力粉 | 100g |
牛乳 | 85g |
卵黄 | 6個分 |
卵白 | 6個分 |
グラニュー糖 | 100g |
下準備
●型にクッキングシートを敷いておく。
●オーブンに予熱を入れておく。
作り方
①生地を作る
ボウルにごま油を入れ、湯せんで80℃まで温め、薄力粉を加え混ぜる。
ここが一番のポイント!油をしっかり温めることで粉を糊化させ、気泡・水分をしっかり抱え込む事ができます。油の温度が低いと膨らみが悪かったり、しっとりした食感にならないので温度に注意しましょう。
40℃に温めた牛乳を加え混ぜる。
卵黄を加え混ぜる。
ボウルに卵白を入れ軽く泡立て、グラニュー糖を全量加え、ゆるやかな角が立つ硬さまで泡立てる。
グラニュー糖の全量をいちどに加えると泡立ちがにぶくなります。台湾カステラはその特性を利用し、あえていちどに加えます。そうする事でキメが細かく、泡立ちすぎないメレンゲができあがります。メレンゲが泡立ちすぎると、カステラの表面に亀裂が入ってしまうので注意しましょう。
卵黄生地にメレンゲの1/3を加え切り混ぜる。
メレンゲのボウルに戻し、均一になるまで切り混ぜ、型に入れ表面を平らにする。
②焼成
バットの中にふきんを敷き、①の型を置く。
バットに50℃位のお湯を張り(型の高さの1/3位)、天板にのせる。
オーブンで蒸し焼きにする(電気オーブン150℃60分/ガスオーブン140℃60分)。
底の取れる型の場合は、型の外側をアルミホイルで覆っておきましょう。
完成
焼きあがったらすぐに型から出し、側面を敷き紙をはがす。
【クリームをはさむ場合】
クリームが熱で溶けないように生地が冷めてからはさみましょう。
台湾カステラ(抹茶マーブル)
材料(18cm角型1台分)
材料 | 分量 |
---|---|
太白ごま油 | 70g |
薄力粉 | 80g |
牛乳 | 85g |
卵黄 | 6個分 |
卵白 | 6個分 |
グラニュー糖 | 100g |
抹茶 | 8g |
下準備
●材料はすべて半分に分けておく(卵白以外)。
●型にクッキングシートを敷いておく。
●オーブンに予熱を入れておく。
作り方
①抹茶ベースを作る
ボウルにごま油を入れ、湯せんで80℃まで温め、薄力粉・抹茶をふるい入れ、よく混ぜる。
40℃に温めた牛乳を加え混ぜ、卵黄を加え混ぜる。
②カステラ生地を作る
プレーン生地を作る。(※上記レシピの卵白を入れる前まで)
<1回目>
メレンゲは1つのボウルで泡立て、プレーン生地・抹茶生地にそれぞれ等分に加え、切り混ぜる。
<2回目>
混ぜすぎ防止のため、メレンゲの筋が少し残る位で2回目のメレンゲを加える。
<3回目>
3回目も同様にして加え混ぜ、最後はゴムベラに持ち替えて、均一になるまで切り混ぜる。
③マーブル模様を描く
プレーン生地と抹茶生地を合わせ、ゴムべらで大きく下からすくい上げるようにして3回混ぜる。
型に流し入れ、菜ばしで表面の模様をととのえる。
混ぜすぎるとマーブル模様にならなくなるので注意しましょう。
④焼成
バットの中にふきんを敷き、③の型を置く。
バットに50℃位のお湯を張り(型の高さの1/3位)、天板にのせる。
オーブンで蒸し焼きにする(電気オーブン150℃60分/ガスオーブン140℃60分)。
底の取れる型の場合は、型の外側をアルミホイルで覆っておきましょう。
完成
焼きあがったらすぐに型から出し、側面を敷き紙をはがす。
この記事を書いたのは
橋本慶子
東京製菓専門学校卒業後、代官山シェリュイ、アフタヌーンティー・ティールームなどで約10年ケーキ製造・販売業務に携わる。
2008年ABCクッキングスタジオ入社、2011年から商品部にてケーキ開発を担う。
5年間で約400メニューを開発する。
現在はフリーで活動中。
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