ふんわりとした生地にシナモンと砂糖の甘い香りが広がる「シナモンロール」。今回は、初心者でも簡単に作れるシナモンロールのレシピを詳しくご紹介します。自宅で作るシナモンロールは、市販のものとは一味違う、手作りならではのおいしさを楽しめますよ。早速、材料や手順をチェックして、あなたもおうちでベーカリー気分を味わってみませんか?
- シナモンロールとは
- 北欧風・アメリカ風の違いは?
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必要な材料と道具の準備
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アメリカ風シナモンロールの作り方
- 下準備
- 手順
- まとめ
1.シナモンロールとは
シナモンロールは19世紀初頭に誕生しました。現在では、北欧風やアメリカ風などの種類があります。アメリカが発祥と思われていることも多いのですが、それはスウェーデン発祥のパンのことです。本場スウェーデンではより多くの人にシナモンロールの価値を理解し楽しんでもらおうと、「シナモンロールの日(10/4)」が制定されるほど人々に愛されています。
2.北欧風・アメリカ風の違いは?
2種類のシナモンロールには共通点もありますが、風味やサイズ、トッピングなどに違いがあります。それぞれの文化や食の好みに合わせて楽しむことができます。
北欧のシナモンロール
北欧のシナモンロールは、しっかりとした生地にシナモンとシュガーをたっぷりと巻き込んで焼かれます。シナモンの豊かな香りと、ほどよい甘さが特徴です。通常は小さなサイズで、カルダモンなどのスパイスが用いられることもあります。
アメリカのシナモンロール
アメリカのシナモンロールは、ふんわりとした生地にシナモンとシュガーをたっぷりと巻き込んで焼かれます。通常は大きなサイズで、甘いアイシングやクリームチーズのトッピングが施されることがあります。
3.必要な材料と道具
材料(6個分)
材料 | 分量 |
---|---|
★強力粉 | 110g |
★薄力粉 | 30g |
★イースト | 3g |
★砂糖 | 大さじ2 |
★塩 | 2g(小さじ1/3) |
★卵(溶いたもの) | 26g |
水 | 50〜60cc |
バター(食塩不使用) | 25g |
焼成用の卵(溶いたもの) | 適量 |
▼フィリング
グラニュー糖 | 30g |
シナモンパウダー | 4g |
バター(食塩不使用) | 15g |
▼アイシング
水 | 小さじ1〜 |
粉糖 | 30g |
▼チーズフロスティング
粉糖 | 25g |
クリームチーズ | 50g |
レモン汁 | 小さじ1~お好みで |
道具
ボウル・穴あき木べら・スケッパー・ベンチ用布巾・ガス抜きめん棒・ラップ・クッキングシート・はけ・ケーキクーラー・スプーン・ゴムベラ・天板・オーブンレンジ
4.作り方
下準備
- 水は42〜43°Cに温めておく(仕込み水)。
- ★の材料をボウルに計量する。
- 卵・バター(25g)・クリームチーズは室温に戻しておく。
- アイシングの材料は合わせてなめらかな状態にしておく。
- グラニュー糖とシナモンパウダーは混ぜ合わせておく(シナモンシュガー)。
- フィリング用のバター(15g)は耐熱容器に入れ、ラップをふんわりとかけ、タイミングを見計らって電子レンジ(600W20秒~)で溶かしておく(焼成用)。
- チーズフロスティングの材料は混ぜ合わせ、クリーム状にし、使用直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
- 二次発酵が終わるタイミングを見計らって、オーブンに予熱を入れておく。
①生地を作る
ボウルにイーストめがけて仕込み水を入れ、穴あき木ベラでよく混ぜる。
台の上に出し、表面がなめらかになるまでこねる。
▼生地のこね方はこちら
②一次発酵・ガス抜き・ベンチタイム
生地を丸めてとじめを下にしてボウルに入れ、ラップをかけて、1次発酵する(40°C 25~35分)。
元の大きさから 1.5倍位になったら、手のひらで優しくつぶしてガス抜きをする。丸め直し、ぬれ布巾をかけて10分間休ませる。
③成形
とじめを上にして、20✕20cm位にめん棒でのばす。
奥を1cm位残して、バター(フィリング用15g)を塗る。
バターを塗った部分にシナモンシュガーを均一にふる。
下から巻いて、巻き終わりをとじる。
6等分にカットし、表面を手のひらでおさえ、高さと表面をととのえる。
④二次発酵
クッキングシートを敷いた天板にのせ、ラップ+ぬれ布巾をかけて、2次発酵する(40℃ 20〜25分)。
⑤焼成
焼成用の溶き卵を塗り、オーブンで焼く(電気オーブン180°12~15分/ガスオーブン170°12~15分)。
⑥仕上げ
粗熱が取れたら、お好みでアイシングをかける。またはチーズフロスティングを塗る。
まとめ
シナモンロールの作り方はシンプルながら、作る過程で感じる香りや、焼きあがったときの達成感は格別です。初心者でもわかりやすいレシピと手順を守れば、ふんわりとした生地に甘いシナモンの風味が絶妙にからむ、理想のシナモンロールが完成します。
自宅で手作りすることで、好みの甘さや香りを調整できるのも魅力のひとつです。
この記事を参考に、ぜひシナモンロール作りに挑戦してみてください!シナモンロールのレシピをマスターして、パン作りを楽しんでくださいね。
この記事を書いたのは
房前敦子
香川専門学校製菓科卒業後、アフタヌーンティー・ティールームに入社し約8年間、パン・ケーキ製造・販売業務などに携わる。その後、調理師免許を取得し、アフタヌーンティースクールのオープニングスタッフなどを経て、2008年から約12年間ABCクッキングスタジオの料理・ブレッド講師として就業する。
現在はABC Cooking MARKET手作りキットなどの新規メニュー開発をはじめ、専門学校や高校での講師、他メディアでのフードコーディネーターとしてフリーで活動中。
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