口金の選び方 ~形状とサイズを絞り比べてみました!~

口金の選び方 ~形状とサイズを絞り比べてみました!~

たくさんある口金の中からABC Cooking Studioのレッスンでもよく使われる6種類をご紹介♪

ケーキのデコレーションに欠かせない道具「口金」。 クリームをしぼる以外にも焼き菓子の生地をしぼる際にも使われていて、用途はさまざまです。作りたいものに合わせてどれを選べばよいのか難しいですよね。今回はたくさんある口金の中からABC Cooking Studioのレッスンでもよく使われる6種類をご紹介します!

さらに、口金の種類ごとに異なるサイズでクリームのしぼり比べをしてみます。口金のサイズ選びの参考にしてみて下さいね。

デコレーションの前に


 まずはしぼり袋の準備から...

しぼり袋の種類

しぼり袋

しぼり袋には使い捨てのビニール製と繰り返し使える布製(綿やポリエステル等)があります。 使い捨てタイプは使用するたびに新しい袋に交換するので、衛生面に優れています。繰り返し使える布製は経済的で環境にもやさしいのが魅力です。耐久性もあるのでクッキー生地、シュークリームなどの粘度が強いものを絞るのに向いています。用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。

口金をセットする

  1. ① しぼり袋の先端から口金の長さの1/3のところを切る
  2. ② 口金をしぼり袋に入れる
  3. ③ しぼり袋を2〜3回ねじる
  4. ④ 口金の中にしぼり袋を押し込む


しぼり袋の種類により、口金のとじ目部分が長い場合があります。しぼっている際に、とじ目部分がクリームに触れてデコレーションが失敗してしまうことも。あらかじめ、口金付近のとじ目は短く切っておくか、上に向けてから作業しましょう。

口金の形状とサイズ


①丸口金

レシピにもよく登場し、幅広い用途で使える「丸口金」。 生地をしぼる時に使用したり、アイシングクッキーの細かなデコレーションなどにも使えます。お菓子作りをはじめたばかりの方も1つ持っていると便利ですよ。

▼直径15cm(ホールケーキ5号サイズ)の型の上でしぼってみます

丸口金

左下から時計回りで6号・8号・10号・12号となっています。

デコレーション以外にも、クッキー・エクレア・シュークリーム・マカロン・ダックワーズなどの生地作りにも使用します。

②花口金

デコレーション用の口金のなかでも、最もポピュラーなのが「花口金(星口金)」。サイズと切り込みの数に違いがあります。「5切」は5つ、「8切」は8つ、「12切」は12と切れ込みの数を表しています。

例えば生クリームの場合、華やかさとボリュームを出したいときは切れ込みの多いものを使います。

■5切

花口金5切

■8切

花口金8切

■12切

花口金12切

▼直径15cm(ホールケーキ5号サイズ)の型の上でしぼってみます

■5切

花口金5切り

左下から時計回りで4号・6号・8号・10号となっています。

■8切

花口金8切

下から時計回りで4号・6号・8号となっています。

■12切

花口金12切

左下から時計回りで4号・6号・8号・10号となっています。

 同じしぼり方でも切れ込み数によって印象が変わりますよね。用途やしぼりたい形に合わせて適切なものを選びましょう。

③サントノーレ口金

シャープでスタイリッシュな仕上がりになる「サントノーレ口金」。クリームに高さが出て、ボリュームのあるデコレーションケーキになります。

▼直径15cm(ホールケーキ5号サイズ)の型の上でしぼってみます

サントノーレ口金

左下から時計回りで15号・20号・25号・30号となっています。

1人分のケーキやタルトには「15」か「20」。ホールのケーキやタルトに使うなら「20」か「25」が良いでしょう。

④バラ口金

その名のとおり、バラの花びらをしぼるのに使う「バラ口金」。細工用の口金です。その他、ケーキの側面にウェーブやフリルなどもしぼることができます。

▼直径15cm(ホールケーキ5号サイズ)の型の上でしぼってみます

バラ口金

下から左回りで1号・3号・5号となっています。

⑤片目・両目口金

側面のデコレーションなどに使用する「片目口金」「両目口金」。均一の厚さにしぼり出すことができる細い切れ込みが入った平たい口金で、片面だけがギザギザな「片目口金」と両面がギザギザな「両目口金」があります。

ABCのレッスンの中でもオペラのクリームをしぼる際に、片目口金の切り込みの入っていない側を使用することがあります。

片目口金

⑥モンブラン口金

これはみなさんもよくご存知ではないでしょうか?モンブラン用の口金。細い糸状のクリームがしぼり出せます。

▼直径15cm(ホールケーキ5号サイズ)の型の上でしぼってみましょう

モンブラン口金

左下から反時計回りで小8穴・中8穴・大9穴となっています。

■小サイズ
プチサイズのタルトやケーキに絞るなら小サイズがよいでしょう。穴も小さいため、細くて繊細なクリームが絞れます。

■中サイズ
様々なサイズのケーキに対応できるのが中サイズです。モンブラン口金をまず一つ買うならこちらを持っていると便利です。

■大サイズ
ホールのタルトやケーキなどに絞るなら大サイズがよいでしょう。ボリューム感のあるクリームが絞れます。

まとめ

形状やサイズによってデコレーションの雰囲気が変わる「口金」。いろいろな種類を試してみて、使いこなせるようになるとデコレーションの幅が広がります。みなさんもお気に入りの口金を見つけて下さいね♪

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口金によるクリームの形の違いを動画で確認してみましょう!

口金によるクリームの
形の違い

この動画は
丸口金・星口金・サントノーレ口金を使用しています。

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この動画は
片目口金を使用しています。

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